- 2006.06.24 Saturday
- Impression > 書籍
★★★☆☆3
上遠野浩平さんのブギーポップシリーズ最新作「オルフェの方舟」読了。
ライトノベルはチェックしてないのでいつの間にか出てました。
何でも燃やせるワン・ホット・ミニットと何でも凍らせるフォーリン・グレイス。
世界の敵となった彼女たちを倒すために迫る死神。
それぞれを守ろうとする少年と初老の男。
監視する統和機構とその合成人間ティアジャーカー。
展開としてはブギーポップ的定番でありますが、シリーズ中ではいまひとつな印象でした。
上遠野浩平さんのブギーポップシリーズ最新作「オルフェの方舟」読了。
ライトノベルはチェックしてないのでいつの間にか出てました。
何でも燃やせるワン・ホット・ミニットと何でも凍らせるフォーリン・グレイス。
世界の敵となった彼女たちを倒すために迫る死神。
それぞれを守ろうとする少年と初老の男。
監視する統和機構とその合成人間ティアジャーカー。
展開としてはブギーポップ的定番でありますが、シリーズ中ではいまひとつな印象でした。
ワン・ホット・ミニットこと杉乃浦春海と須磨貞夫が青春な感じなので読後感は悪くないのだけど、その主役である春海の描写がもっと欲しかったように思います。
小学生の頃からすでに世界のすべてを燃やし尽くそうとするほどの衝動は、いったいどこから来るのか。
彼女が能動的に世界を燃やそうとしている以上、そこがいまひとつ腑に落ちないので感情移入の邪魔になるし、彼女が唯一燃やしたくない相手である貞夫の存在感にもかかわってくる。
春海のキャラが好ましいだけに、ちともったいない。
ワン・ホット・ミニットという能力もなかなか強力でカッコイイのに。
あと、新キャラが多いのに、ほぼみんな死んでしまうのもあまり好みではないなぁ。
ブギーポップは久しぶりによく出てきて、死神っぽかったです。
小学生の頃からすでに世界のすべてを燃やし尽くそうとするほどの衝動は、いったいどこから来るのか。
彼女が能動的に世界を燃やそうとしている以上、そこがいまひとつ腑に落ちないので感情移入の邪魔になるし、彼女が唯一燃やしたくない相手である貞夫の存在感にもかかわってくる。
春海のキャラが好ましいだけに、ちともったいない。
ワン・ホット・ミニットという能力もなかなか強力でカッコイイのに。
あと、新キャラが多いのに、ほぼみんな死んでしまうのもあまり好みではないなぁ。
ブギーポップは久しぶりによく出てきて、死神っぽかったです。
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