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チェンジリング(2008年・アメリカ)

★★★☆☆3

1920年代後半のロサンゼルスで現実に起こった事件を元に映画化した作品。クリント・イーストウッド監督。
タイトルの「CHANGELING」は欧州の民間伝承で、妖精などによって人の子供と彼らの子供がすりかえられることを指す。(日本だと「神隠し」?…いやむしろ「狐憑き」か)

1928年ロサンゼルス。
電話会社に勤めるクリスティンは息子・ウォルターと二人暮し。
ある日会社から帰ると、ウォルターの姿が無かった。
ロス市警の捜査の結果、5ヶ月後にウォルターが発見されたが、会ってみるとそれは息子ではなかった。
「身長が低くなっているなど明らかに別人」と捜査の継続を主張するクリスティンだったが、ロス市警はとりあわず、「息子のことがわからない、事実を認めない精神異常者」としてクリスティンを精神病院閉鎖病棟に強制連行する。

「現実にあった事件」がベースになってるということを想像すると気分が悪いですな。
地味な映画でしたが、なかなか良かったです。

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5 アンジーすごい
5 ハリウッドは死なず、を感じさせる力作。
5 久々に感動した傑作
5 70を過ぎてもなお挑戦を続ける偉大なる魂
5 最近のアメリカ映画では飛び抜けた完成度の作品
とにかく前半はストレスが溜まる。
ロス市警のジョーンズ警部にムカムカし、息子が行方不明のなか警察が敵になる圧迫感が強烈。
よくある題材だと斬って捨てるのは簡単だけど、ここで「実話ベース」だというのが効いてくる。
構成はなんか警察権力に押しつぶされそうになる前半と、犯人がわかって以降の後半で雰囲気が変わるし、真実は最後までモヤモヤした感じなんだけど、実話なら仕方ないかなと。

しかし警察があまりにストレートに悪く描かれているので、ちょっと単純すぎるかなとは思った。
衣笠みたいな刑事さんは割と頼りになってたけど。
でも第二次大戦以前のことだしな。実際そうだったのかも。
協力してくれるブリーグレブ牧師もうさんくさいなぁと思ってしまうんだけど、最後まで良い人だったな。
ハーン弁護士もカッコいいな。
ま、とにかく、警察と精神病院が怖かった。

あとは20年代のアメリカの描写が楽しかった。
電話局の雰囲気が良いね。
キリスト教の扱われ方はやっぱり日本人の私にはよくわからんが。

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5 やばし!!
5 本当の感動
4 面白いし、時代背景が綺麗
5 なんて惨いお話し
1 良作だとは思うが、見る人を選ぶ映画

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