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ノエイン もうひとりの君へ

★★★★★5

最近では一番楽しみにして観ていたノエインが最終回を迎えました。
全24話、とてもきれいにまとまっていたと思います。
面白かったです。

ノエイン もうひとりの君へ DVD-BOX
メディアファクトリー
発売日:2008-10-24
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 大ファンだったので良かったです
おすすめ度5 神アニメ(あくまで自分の感想だけど)
おすすめ度5 これぞ知られざる名作
おすすめ度5 DVD-BOXて…
おすすめ度5 全時空の俺が絶賛
物語上はいろいろ起こってるのですが、盛り上がりには欠けるところはありました。印象としては淡々と静かに終わりましたね。

赤根和樹監督といえば、「天空のエスカフローネ」では終盤で話が崩壊し、「ヒートガイジェイ」では序盤から作画がひどくて観ていられず、「劇場版エスカフローネ」も脚本がひどいもんであまり信用度が高くなかったのですが、今作は最後まで良かった。

観測による存在確定という量子論をベースにした平行宇宙世界、という素材をさらっと流すにとどめて、現象とキャラクターに焦点を絞ったのは正解。
あまりやるとわけわかんなくなると思うし。でもそれでありながら、ちゃんと背景設定がなされてる感が良い。

第1話を観たとき、岸田隆宏氏のキャラデザイン、色彩、パース感が心地よい作画、美しい背景に惹かれたのですが、多少の波があったものの要所要所はきっちりと仕上げられて、絵のこだわりがちゃんと演出的にも効果を出していたと思います。
(第2話はいきなり作画崩壊に近いと思うけどね。そこは我慢して観てみるのが良。)

ランチア・デルタアウトビアンキ・A112といったイタリア車たちはちょっとやりすぎ感がありました。
カーチェイスで悪路に強い雪恵先生のランチアが逃げおおせるあたり、巧いなと思わせられましたが、内田ちゃんの車がアウトビアンキである必要ないし。
内田ちゃんと雪恵先生って車マニアなのかな。雪恵先生が運転上手いというようなセリフはあったけれども。
マニアでなければあの車チョイスは異常。
作り手の趣味が垣間見えて興醒めてしまうのです。どちらも大好きな車なのですけれども。

そして!
予想外に素晴らしかったのがアクション。
特に第12話「タタカイ」でのカラスVSフクロウは最高。まさに神作画。
TVアニメのアクション作画で興奮したのは久しぶりでした。いや、タイミングも気持ちいいんですが、絵がすごい。カムイ外伝みたいなケレン味のあるすげえ絵なんですよ。めちゃくちゃカッコイイ。
これだけでも観た価値があるってもんです。

ともあれ、なかなかの快作でした。ごちそうさま。

(20090702追記)ニコニコにあったから貼り付けてみた。
第12話「タタカイ」でのカラスVSフクロウ。

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