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ゲド戦記(2006年・日本)

★★☆☆☆2

あずまさんと社長に連れられて映画を観に行ってきました。
スタジオジブリの最新作、宮崎駿氏の長男である宮崎吾朗氏の第一回監督作品ゲド戦記

正直あまり観に行く気はなかったのですが、あまりに酷評を目にするので興味がわいてきたところでした。
でもまぁ、確かに全然面白くない映画だったけど、そこまで言うほどのものでもなかったと思います。フツー。
もっと酷いもんが観れるかと思ったんだけどなぁ。

ゲド戦記プログラム
(Canon EOSKissDigital + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO)
最初に個人的な評価をすると、例えば「ハウルの動く城」宮崎駿監督作品としてはいまいちだったのですが、それでもこの「ゲド」と比べるとさすがに格が違う。
格段に「ハウル」のほうが面白い。
同じくジブリ新人監督の森田宏幸監督作品「猫の恩返し」とは、どっこいどっこい。
子供作品としては「猫」に分があるかな。
つまりジブリ作品としては最低ランクだけど、アニメ映画としてみれば中庸といったところ。

作画はまぁまぁ。
背景が油彩タッチなのが面白いと思ったけど、空間が表現できているとは思えなかった。
これは背景がどうのではなく、レイアウトが良くないように思う。
街は物が多いだけに間がもってるんだけど、街から外にでると間がもたない。
あまり劇場作品の画という感じはせず、TV作品のような画でした。
あと、あの竜はかっこわるいと思います。

脚本は、少なくとも中盤までは結構まとも。
宣伝にも使われてるテルーの「命を大切にしないヤツなんて大嫌いだ!」という台詞は駄台詞だと思うけど。
余計なこと言わせる必要ないよね。
テナーは良いキャラ。
ゲドと過去にいきさつがありげで想像が膨らみます。

後半のアレンが小屋を出て行き、テナーがクモ配下のウサギにさらわれたあたりからはもう滅茶苦茶。
キャラの行動の動機もわからんし、シーンのつなぎのテンポも悪いし、絵や台詞の面白味も無いし、結果おいてけぼりにされてしまう。
ラストはご都合主義だし。
あれは卑怯だろ。
必殺仕事人を観てて、主人公がピンチ!ってなったら、いきなり主人公が「私は水戸光圀じゃ。ひかえおろ!」って言いだす感じ。

救いはキャストがなかなか良かったこと。
よく「ジブリ作品は俳優ばかり使って駄目だ、素人が棒読みしたんじゃ聞き取れない、職業声優を使え」というような意見があるのですが、この点に関してはジブリの方針に全面的に賛成なのです。
あれで聞き取りづらいという人は、実生活でもいろんな人の言うことを聞き取れなくってさぞお困りだろうと同情します。

というわけで、いろいろ文句ばっかりになりそうなので、このへんで。
最後まで、ゲド戦記の「アースシー」という異世界を「そこにある」と感じることはできませんでした。
一番の問題はそこかも。
個人的にも二度観る必要は感じないですし、他人に勧める気にもなれません。
観ようという人を止めるほどではないですが、劇場で観る必要は無いと思います。

ああそれから、最後に面白かったところを。
ゲドがやったことが、結局光るだけだったこと。

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