- 2006.09.16 Saturday
- Impression > 音楽
(Canon EOSKissDigital + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO)
最近の個人的ヘヴィローテーション、PINK。
「何でいまさら」と言われることは必至、知ってる人は30代後半以上でしょうね。
何しろメジャーデビューが1985年、私が中学3年のときで、1989年、私が大学浪人やってる頃に活動休止してます。
結局大きくブレイクすることのなかったバンドでしたが、当時少しマニアックな邦楽ファンの間には独特の存在感を示していた存在であったように記憶しています。
高校時代に聴きまくった大好きなバンドで、LPレコードやカセットテープが実家にあるはずなのですが、周期的に無性に聴きたくなるのでCDをまとめ買いしました。
もう廃盤なのでヤフオクで。
オリジナルアルバムは5枚(他に1st以前の音源を集めたミニアルバムとremixアルバム、ベスト盤があります)。
3rdアルバム「PSYCHO-DELICIOUS」(1987)が最高傑作だという人も居ますが、個人的な思い入れという点では、PINKを初めて耳にした2ndアルバム「光の子 Hikari-No-Ko」(1986)のほうが強く、墓場に持っていくCD10選(私が)に今回選出されました。
聴いて純粋に感動した数少ないアルバムです。
PINKのメンバーは
福岡ユタカ(Vo)
岡野ハジメ(B)
矢壁アツノブ(Ds)
ホッピー神山(Key)
スティーブ衛藤(Per)
故・渋谷ヒデヒロ(G)~後に故・逆井オサム(G)
の6人編成。
なかなかに錚々たる名前が並んでます。
強力なリズム隊の音に透明感のある歌が乗り、ギターやキーボード・打楽器の音が彩りを添えます。
このバンドの曲は、ヴォーカルとベース&ドラムのリズム隊が中心なことが多い。
ジャンルはロック、ファンクからテクノ調まで何でもあり。
中でも個人的には福岡ユタカ氏と岡野ハジメ氏。
ニュースステーションのOPで「オオーィエーオウィエー、オオーィエー」とか歌ってたりした福岡ユタカ氏のヴォーカルは、そのストレートに伸びる声も良いのですが、何というか、リズムがしっくりきます。
また、3rdまではほぼすべての曲が彼の手によるもので、コンポーザーとしても大好きですね。
時折顔をのぞかせる彼のエスニック趣味(今は全開ですが)がまた良い感じです。
そして岡野ハジメ氏。
最近ではL'Arc~en~Cielの音楽プロデューサーとしても有名ですが、プレイヤーとしても凄腕ベーシスト。
私はそもそもベースギターの音が大好きな人間なのですが、PINKのベースの音を聴いてると勝手にテンションが上がってきて踊ったり歌ったりしたくなる。
仕事中に眠気に襲われたときは、PINKを聴くと眠気が吹っ飛んでいくのでとても便利でもあります。
さて、そのPINKの2nd「光の子 Hikari-No-Ko」です。
1st「PINK」で、もうバンドとしての音楽性は定まっていた感がありますが、その上で各メンバーが自己主張を強めた印象のアルバム。
リズムが太く強くなり、音質も日本の音楽には珍しいほど各パートがクリアで耳に心地良い。
エスニックな雰囲気と強烈なビートのタイトルチューン「光の子」、リフやベースラインがカッコ良いミドルテンポの不思議な曲「日蝕譚」、アップテンポでキャッチーな「Don't Stop Passengers」、PINK的バラード「LUCCIA」などバラエティも豊か。
エスニック風味はこのアルバムが一番強いように思います。
4th「CYBER」5th「RED&BLUE」になると、曲としては良い曲があるものの、アルバムとしてのまとまりが無くなってきて、「ソロ曲の集まりかよ」と言いたくなったりするのですが、3rdまでは本当に美しくてカッコ良くてあーもー大好きです。
初めて聴く人には3rdがオススメかも。
でも今普通に入手できるのはベスト盤だけなのかな?
ベスト盤の常として選曲に文句があるんだけど。
RED&BLUE(5th.album 1989)イーストウエスト・ジャパンPINK(アーティスト)ホッピー神山(その他)福岡ユタカ(その他)吉田美奈子(その他)HITOMI TAKENAKA(その他)JIN YOSHIDA(その他)発売日:1994-05-25
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