大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE（2009年・日本）

★★★☆☆3

レンタルで観ました。
ウルトラマン達と、悪のウルトラマン・ベリアル率いる100体の怪獣との大決戦。
観た感じ、あくまで子供や昔ウルトラマンが好きだったおっさんに向けたお祭りファンムービー。
私ゃウルトラファンですから、結構楽しめましたよ。
もちろん息子どもは大喜び。

うるさいのを承知で言えば、
光の国や宇宙が舞台なんで、CGばっかりで映像が薄っぺらいとか、
怪獣の動きがピョンピョンと軽くてつまらんとか、
結局はウルトラマンVSウルトラマンなんで、怪獣の扱いがすべてザコだとか、
"ウルトラ怪獣ファン"としては文句あるわけです。
ほかにも、いくらなんでもゼロが強すぎだろうとか。

でもまぁ、今となってはウルトラマンの主人公はウルトラマンだし、
細かいことは気にしないようにして観るのが正しいのかなと。
ウルトラマン総出演というのは、ウルトラマンメビウス路線の延長だけど、単純に嬉しい。
昭和の第二期ウルトラマンと違って、古きウルトラ兄弟にリスペクトを感じるというか、ちゃんと見せ場をくれるのが良い。
新マンやエース、80なんかの扱いはひどいもんだけど。

以下、箇条書き的に。

ザラブ星人の声がウルトラマンに登場した時と同じ青野武氏だったのが嬉しい。
対して、ウルトラマンキングの声は何故か小泉純一郎元首相。なんでレオやメビウスで演じた清川元夢氏じゃないんだろう。結構あってるけどさ。
ウルトラの父や母の声はいままでもキャストが一定してないんで、あまり気にならなかった。
ウルトラの母の声が若くて下手だと不評っぽい話を聞いたが、俺はあれでも良いと思う。母の声は若くていいんだよ。母はかわいくていいんだよ。
ウルトラの母の戦闘は貴重。良いものを観た。
ウルトラの父がケン、ウルトラの母がマリーという名前だった。スカイラインかよ！と思ったら本当にそれが由来のようだ。でもなんで地球人の名前なんだ。
チョイ役ながら、ネオスやセブン21、グレートやパワード、果てはUSAまで出てくるのは「ウォーリーを探せ」的に面白い。
でもダイナは要らなかったな。世界違うし。ダイナ出すならティガ・ガイア・コスモス・ネクサスも出してよ。
ザラガスはゴモラの着ぐるみを改造した怪獣なので、ゴモラVSザラガスはワクワクした。でも折角だからザラガスにはもっと甲羅を外して強くなって欲しかった。
カプセル怪獣アギラがちゃんと戦ってるのをはじめて観た。セブンに登場したときにはすぐ逃げてたのに。
怪獣軍団が弱すぎ。三国無双か。俺のゼットンがそう簡単に負けるハズが。く。
合体怪獣はいまいち。